原作:クリストファー・イシャーウッド
監督:トム・フォード
主演:コリン・ファース
2009年アメリカ映画
先日、DVDで「シングルマン」を見ました。
「今を生きる」ということの大切さ、「人を愛する」ということの美しさをこの作品を通して感じました。
主演は英国を代表する俳優コリン・ファース。
この人の出演作品なら、いい作品に違いないと思い、借りてみました。
実際の内容を知らなかったので、始めのうちは男性同士の愛に戸惑いを感じました。
でも不思議。見始めるとあまり違和感がなくなりました。
大学教授であるジョージ(コリン・ファース)が住む家は、広々としておりモダンで静かで理想的。
誰もが憧れるように暮らしをしていますが、突然の愛する人の死によって、
生きることに疑問を感じ始めます。
映像がとにかく綺麗でした。
カメラのアングル、動き、色味。画面に映し出される全てのものにセンスの良さを感じました。
この作品には若い男の人が3人登場します。
男の人なのに皆、なぜか美しくてセクシー。
外見はもちろん、鋭い目線やほほえみに、ドキドキしてしまいました。
ジョージはモテます。
監督はデザイナーのトム・フォード。初監督作品だそうです!
初めてとは思えない、完成度の高い上質な作品。
いい意味で後味の残る、素敵な作品だと思いました。