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プルートで朝食を

アイルランドとイギリスが舞台の映画(2005年)。女装好きで変わり者の青年が主人公(キトゥン)。場面ごとに区切られていておしゃれで面白い構成。

ストーリーはというと、(これから見ようとしている方は以下読まないほうが良いかもしれません!)

キトゥンは赤ちゃんの時に教会に預けられ、養子へ。彼は小さい頃から化粧品、ワンピースなど可愛いもの好き。周りの子からは常に変な目で見られるが、彼は至って前向き。

少年が成人になり、大都会ロンドンに行ったとされる母にどうしても会いたくなってしまう。すっかり女性?になったキトゥン。仕草&内面は女性より女性っぽいし、色気があってキレイ。話し方は詩を詠んでいるみたいで不思議な感じ。

母親の住んでいる場所も分からずに、さまようキトゥン。その間、いろんな人に出会い、事件に巻き込まれ、愛され、裏切られ、何があっても前向きで独特な雰囲気を持って乗り切る。手がかりは自分が青い目を持っているということだけ。本当に会えるのでしょうか。。。

1970年代の北アイルランドは独立を目指してしたIRAの活動が盛んだった時。何か事件が起これば、イギリス人がアイルランド人をとても疑わしい目で見るのだ。キトゥンの実父役はマイケル・コリンズを演じていたリーアム・ニーソン。アイルランド映画には欠かせないのでしょうか?

この映画、独特な世界があって面白かった。「プルートで朝食を」現実から離れているプルート=冥王星。最後に、親友である女性とその赤ちゃんと暮らすところが何とも微笑ましく感じた。ハッピーエンド。

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