私が通ったアイルランドの語学学校はCork Language Centre International。
3週間という短期だったが、とても良い学校でした。
学校の設備について
建物
学校は市中心地にあり、WELLINGTON HOUSEとSYDNEY HOUSEの2つの建物に分かれている。WELLINGTON HOUSEがメインの建物で、受付・図書室・休憩室・インターネットルームなどのあらゆる設備が集まっている。SYDNEY HOUSEに比べて教室も多い。SYDNEY HOUSEはWELLINGTON HOUSEから数10メートル離れた所にあり、教室が何部屋かある。建物内は禁煙。
☆私はWELLINGTON HOUSEしか利用しなかった。
受付
WELLINGTON HOUSEの1階の入口付近。受付には常に1人女性スタッフがいる。(忙しい時は3人)☆学校初日に名前を1度伝えただけなのに、それ以降WELLINGTON HOUSEへ入る時、必ず自分の名前を言い、”おはよう”と声を掛けてくれた。その記憶力には驚いた!同じステイ先のピーターも同じように感じていたようだ。
休憩室(Coffee Room)
WELLINGTON HOUSEの1階にある。自動販売機があり、1ユーロでカップコーヒーを買うことが出来る(紅茶はない)。またミネラルウォーターサーバーを設置していて、お水(Hot or Cold)を無料で飲むことができる。カウンター席に椅子が並んでいるスペースがあり、休憩時間には多くの学生が集まる。ミネラルウォーターサーバーには水が入っていないことが結構あった。1ユーロのコーヒーは街中の喫茶店よりは安いが味は美味しくないようだ。
教室
先生+最高12人の生徒が入れるくらいの充分なスペース。ホワイトボード、机と椅子。机の上には辞書が5冊程ある。テレビ、リスニング用の装置。あと暖房器具のレージエーター。教室内は(いつもきれいにと言う意味で)飲食禁止。(でも殆どの生徒は何かしら食べていたような。。。)。私が利用した教室は3階の15番だったが暖房器具が壊れていて、皆とても寒がっていた。教室はいつもキレイ。なぜなら掃除のおばさんが毎日一つ一つの教室を掃除しているから。
図書室(Study Room)
WELLINGTON HOUSEの1階にある。教室より少し広く、10数人が勉強できる空間(机と椅子)がある。本棚にはあらゆるレベルの教材が並んでいる。Readingだけでなく、Listeningの教材もある。私のクラスは1週間余りこの図書室を教室として利用したが、図書室としては一度も利用しなかった。
インターネットルーム
WELLINGTON HOUSEの最上階(3階)にあり、パソコンが10台余り並んでいる。午後1時半から使用可能。1時半頃は授業を終えた学生たちでいっぱいの為、待たなければならないことが多い。昼食後の3・4時頃行くと結構空いている。私は4台程使ったが日本語が使えるパソコンは無かった(読めるが書けない)。全台数をチェックした訳ではないので、日本語打ち可能なパソコンもあるかも。
無線LANインターネット
WELLINGTON HOUSEの建物内では、ノートパソコンがあれば無線LANでインターネットが出来た。ノートパソコンを持ってきている学生達は、空いている教室を使って自由にインターネットを楽しむことが出来た。☆私も殆ど毎日ノートパソコンを学校に持ってきて利用していた。凄く便利だったけど、とにかく重たくて(徒歩で来ていた為)持ってくるのが大変だった。
★クラス分けテスト(Class Placement Test)
学校初日(週初め)に学生達は1つの部屋に集められ、ライティングとリスニングのテストを行った(1時間強)。テストは2種あり、文章の穴埋め4択問題と聞き取りの穴埋め問題。スピーキングは無かった。
Beginner・Elementary・Pre Intermediate・Intermediate・
Upper Intermediate・Advanced・Upper Advanced
実際のクラスはElementaryからAdvancedだったようだ。
☆初日は早めの8時半頃~45分頃学校に着かなければならない。(通常の授業は9時から)
テキストブック代+コース材料費
テキストブックを渡される時に(期間問わず)30ユーロを支払った。学校初日のクラス分けテストの後で、テキストブック代とその他の授業で使用する材料費として。
★ソーシャル・プログラム(Social Programme)
授業以外に学生同士の交流を目的とした様々なプログラムが組まれている。アイリッシュ・ダンス、アイリッシュ・パブ、舞台、映画、カラオケ、ボーリング。また近辺の観光名所に行くツアーも組まれている。
アイリッシュ・パブ
アイルランドのパブでは、至る所で伝統的な音楽の演奏をしている。飲み物(ソフトドリンク有)を頼めば無料で聴くことができる。学校が紹介しているコークのパブは、
◎Sin E(Coburg Street) 金曜&日曜18:30~。
◎Upstairs at An Brog(Oliver Plunkett Street) 日曜21:00~。
◎Charlie’s Bar(Union Quay) 日曜14:30~。
アイルランドには沢山のパブがあり、日曜日に音楽の演奏をしているところは多いようだ。
日帰りツアー
◎COBH HERITAGE CENTRE
◎BLARNEY CASTLE
◎KINSALE, CHARLESFORT TIMOLEAGUE
◎BUNRATTY FOLK PARK
◎RING of KERRY and MUCKROSS HOUSE
上記のツアーは、金曜日の午後または土曜終日開催されるが、希望数が18人以下の場合は中止になる。私が滞在した3週間はいずれも人数が集まらなくて中止になった。夏場は学生も多い為、毎週のように行われるようだ。
★主なコース
General English Courses
読み書き、スピーキング、リスニング、文法、語彙、発音など、コースブックに沿って総合的に英語を勉強するのを目的としている。午前中のクラスを基本とし、午後のクラスもオプションで付けられる。平均8人のクラス。☆大半の学生はこのコースを選択する。私もこの午前中コースだった
午前:9時~10時45分、15分間の休憩、11時~12時55分。
午後:14時10分~16時
Cambridge Examination Course
ケンブリッジ英検準備コース。3レベルの試験:First Certificate、Advanced、Proficiency。午前中のクラス+午後には週3回無料の試験勉強(午後は先生無し)。平均8人のクラス。
午後のオプションクラス
◎ビジネス英語(6月11日~9月21日)
Intermediateレベル以上。週午後6時間。実際のビジネスに沿った授業内容。電話、会議、プレゼン、交渉など。
◎試験準備(通年)
TOEIC、IELTS、LCCI。週午後2回4時間。
☆私はTOEICオプションを1週間だけ付けたがとてもためになった。
Executive and Professional Courses
2週間の実際の状況に沿ったビジネス英語。平均4人という小さなクラス。開始日が決まっているようだ。午前中のクラス+午後2回(火曜・木曜)。
★ホームステイについて
私の場合、留学代理店に頼まずに、手続きは全て自分で行った。先ず、Web上の申し込みフォームから授業のコース・宿泊種別・期間などを入力し、詳細や不明な点に関しては学校と直接メールでやり取りをした。
(インターネットは面倒なことも楽にお金を掛けずに出来るから大変便利!)
学校の授業内容に関しては他の生徒と変わらないと思っていたが、ホームステイ先は選べないので、行くまでは不安だった。日本の留学斡旋会社に頼めば、良い滞在先(経験豊かなホームステイ先)を手配してくれるのでは無いかと思ったりした。
実際のところ、素晴らしい!ホームステイ先に恵まれた。コミュニケーションを欠かさない環境で、明るくてフレンドリーで温かい家庭だった。週末には車で色々なところに連れて行ってくれた。食後はテレビを一緒に見たり、ゲームをしたり、色んな絵本を読んだり、音楽を聴いたりして楽しんだ。夕食はたっぷり&ヘルシーでとても美味しかった。
本当に至れり尽くせりで、食事・洗濯・食器の後片付けなどは一切しなかった。本当にこれでいいの?と言うくらい。シーツは週に一度取り替えてくれた。また、ゴミ箱のゴミは学校から戻るといつも空になっていた。
ホームステイ先については、禁煙・喫煙、ペットOK、子供OKなど、大まかな希望は出せるものの、実際行って見ないと分からないのが現実。私は今回、禁煙・ペットOK・子供NGと希望を出した。学校から返信されたホームステイ先の情報は、住所と家族構成のみ。年齢も分からないし、どんな仕事をしているのかも分からない。行くまでにどんな人達なのか想像は膨らみ、不安もあった。空港で初めて会った瞬間に良かったぁと胸を撫で下ろした。
半年以上ホームステイしているクラスメイトも、同じように話しており、学校側でホームステイ先を選定していることもあり、質は高いのではないかと思われる。
しかしながら、中にはホームステイ先に恵まれない人もいた。朝も夜も一緒に食事をしたことが無く、会話はなく、会うことも殆ど無かったという。まるでホテルのようだと言っていた。
ホームステイ自体が合わない人も中にはいた。フランス人の女の子が一度ホームステイをした時に、部屋で寛いでいるときに、度々ドアをノックし声を掛けてくるので、一人の時間が持てず休める時間が無かったと言う。その子は結局ホテルに滞在しているようだ。
アイルランド人はとても親しみやすくてフレンドリーなので、ホームステイをするにはピッタリの場所ではないだろうか?